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健康診断で生活習慣病対策!健康維持に「記録」が大切なワケ

健康診断で生活習慣病対策!健康維持に「記録」が大切なワケ

「最近、太ってきた気がする」「健康診断の結果がよくなっかった」と健康を気にしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。変化が急な病気と違って長い時間をかけて発症する生活習慣病は、普段の生活を変えるだけである程度の予防効果が期待できるとされています。そこで、ここでは誰もがかかる可能性がある生活習慣病対策として、自分の健康状況がどのよう変化をしているのかを確認する「記録」の大切さについてお伝えします。

1.徐々に進行する生活習慣病とは

1.徐々に進行する生活習慣病とは

「今日まで健康だと思っていたのに、健康診断や検診で生活習慣病と診断されてショックを受けた」という話を聞きますが、実際はずっと前から進行していた病気が今ようやく病気の基準を超えたのです。インフルエンザなどはウイルスに感染してから数日で体調に変化がある病気ですから、「風邪かもしれない」とすぐにわかります。しかし、生活習慣病は長い時間をかけて進行していることが多く、発見されるまでは健康だと考えている方も多いものです。

逆に言えば、生活習慣病は、普段の生活習慣を変えることで進行を遅らせることができる病気ですから、日頃から健康に意識を向けることが大切です。

2.記録をつけることの大切さ

2.記録をつけることの大切さ

健康に意識を向けるだけでは、健康を維持することはできません。なぜなら、人間はどんどん忘れてしまう生き物だからです。例えば、「昨日の夕食は?」という質問には答えられても、「先週の金曜日の夕食は?」と聞かれると思い出すのに時間がかかったり、思い出せなかったりするのではないでしょうか?
それが1年前も前ともなると、覚えている人はほとんどいません。

そこで活躍するのが「記録」です。記録しておくことで、比較をして自分の健康がどのように変化をしたのかを知ることができます。会社員であれば、毎年の健康診断を確認してみるとよいでしょう。体重が少しずつ増えていたり、血圧が高くなっていたりと気になることがあるはずです。そうした変化を確認して、数字が悪化しないように対策していきましょう。

3.定期的に測定しておきたい項目

3.定期的に測定しておきたい項目

定期的な記録が「めんどくさいな」と感じる方は、献血をおすすめします。献血は多くの都市で実施されていて、無料で7項目の生化学検査と8項目の血球計数検査をしてくれるので、定期的な確認に向いています(1)。また、献血以外にも身近に確認できる項目もあるので、それぞれチェックしていきましょう。

(1)「検査サービス」日本赤十字社

3.1.体重

体重は、自宅で手軽に測定できる指標です。ダイエットをしている人の中には毎日測定している方もいらっしゃるのではないでしょうか。歳を重ねるごとに代謝が低下していくので、徐々に太っていく人が増えてきます。

運動を始めた方を除けば、体重の増加は一般的に脂肪が増加していることを示しています。現在進行形で徐々に動脈硬化や高脂血症といった生活習慣病に向かっている可能性もあります。年々体重が増えている人は、運動量を増やしたり、間食を減らしたりして健康維持やダイエットに励むとよいでしょう。

3.2.血圧

血圧は、生活習慣病である高血圧に直結する指標です。最適な血圧にはある程度の個人差があるので、過去の血圧と比較して上昇していなければ、悪化していないと考えられます。しかし、血圧が徐々に高くなっているのであれば動脈硬化が進行している可能性があるので、健康なうちにコレステロールや糖質の多い食生活を見直したり、食事に含まれる塩の量を減らしたりして対策していきましょう。

3.3.血清コレステロール(CHOLコレステロール)

血清コレステロールは高脂血症を疑う際に参考にする項目で、脂肪の多い食事を続けていると上昇します。LDLコレステロールも同時に見たいところですが、献血では調べてもらえないので、別途血液検査をする必要があります。
体重も増加しているのであれば、脂肪の多い食事をしていると考えられるので食生活を見直すことをおすすめします。

3.4.γ-GTP

アルコールを飲んでいると上昇する項目です。そのため、基準値を超えているようであれば、お酒の量を減らしたり休肝日を設けたりするとよいでしょう。

4.判断に困ったら保健指導へ相談

健康診断や献血は、健康な状態の人が受けることが多いサービスです。そのため、数字が正常値から外れていたとしても、すぐに病気と判断されるわけではありません。まずは、定期的に測定することで数字が徐々に悪化しているのか、一時的なものなのかを判断することが大切です。
例えば、血圧はすぐに変化します。測定場所まで行くのに階段を使っただけでも高くなりますし、緊張しても上がります。測定方法や測定する機械によっても変化するので、参考程度に留めておく必要があります。

このように些細な出来事が数字に影響している可能性があるので、心配であれば保健指導を受けましょう。献血であれば4ヶ月に1回の頻度で話を聞けますし、健康診断の最後に設けられている医師への相談も活用してみのもおすすめです。

まとめ:健康診断で生活習慣病対策するには「定期的な記録」から!

生活習慣病は数年から数十年かけて進行していく病気です。そのため、健康維持に努めれば、病気にかかるタイミングを遅らせることも十分可能と言えます。まずは、自分の健康状態を記録して、過去の記録と比較して悪化しているかどうかを確認しましょう。健康診断は定期的に行われるので、受けて損はありません。

もし、悪化しているようであれば、生活を見直したり保険相談を活用したりして、健康維持を目指すことをおすすめします。場合によっては、サプリメントの利用も検討してもよいかもしれません。しっかりと自分の健康診断の結果や記録と向き合い、納得できる選択をしていきましょう。