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糖尿病予備軍の人が避けるべき健康食品!

糖尿病予備軍の人が避けるべき健康食品!

健康と病気の間には、疾病予備軍と呼ばれるグレーゾーンが設けられています。疾病予備軍に分類された人たちは、病気にならないように注意深く生活を見直す必要がありますが、詳しく説明されることは稀です。そこで、定期的な健康診断や献血で、糖尿病予備軍に分類されるくらい血糖値が高いことが分かってしまった方向けに、気をつけるべきポイントと絶対に避けるべき健康食品について解説していきます。

1.糖尿病予備軍の指標

1.糖尿病予備軍の指標

糖尿病は、長年の積み重ねによって罹患する病気です。そのため、ある数値を超えた瞬間から糖尿病と診断されるわけではなく、糖尿病予備軍と呼ばれる状態が存在します。まずは糖尿病予備軍の基準について確認していきましょう。

1.1.空腹時血糖値が110~125mg/dL

空腹時は血糖値が一番小さくなるタイミングです。このタイミングでHbA1c (ヘモグロビンエーワンシー)が6.5%未満で、なおかつ血糖値が110~125mg/dLだと糖尿病予備軍に分類されます(1)。健康診断の前日は飲食をしないように言われているのは、空腹時血糖などの項目を測るためです。平常時から血糖値が高い方もいますが、例年の健康診断と比較して悪化している場合は特に注意が必要です。

1.2.75g経口ブドウ糖負荷後2時間の血糖値が140~199mg/dL

こちらは血糖値を下げる働きが鈍くなっていないかを判断する方法です。口から75gのブドウ糖を摂取して、2時間後の血糖値を測定します。これが140~199mg/dLで、なおかつHbA1cが6.5%未満だと、血糖を低下させる働きが鈍くなっているとして糖尿病予備軍と判断されます(1)。

(1)「糖尿病診療ガイドライン2019 糖尿病診断の指針」P7(南江堂)

2.糖尿病予備軍が心掛けたい生活週間の改善

2.糖尿病予備軍が心掛けたい生活週間の改善

糖尿病予備軍とは、食事で上がった血糖値が正常値まで落ちにくくなる状態を指します。逆に血糖値を上げないように生活習慣を改善できれば、健康な状態で過ごすことができます。そこで目的ごとに分類して改善できるポイントを考えていきましょう。

2.1糖質の摂取量を減らす

糖尿病予備軍にとっては、食事で急激に血糖値が上がった結果、インスリンが大量に分泌されてしまうことが問題視されます。つまり、摂取する糖質を減らすことで、血糖値の急激な変化を抑えることができます。

例えば、普段からコーラなどの炭酸飲料や、いちごミルクのような甘い飲み物を好んで飲んでいる人は飲む頻度を減らすとよいでしょう。アイスクリームやパフェなどのスイーツも食べる量を減らすと急激な血糖値の上昇による負担が軽減されます。なお、同じ糖質でもごはんは脳の栄養にもなるので、まったく食べないというのはおすすめできません。血糖値の上がり具合の指標であるグリセミック・インデックス(GI値)が低い素材を使い、バランスのよい食事を心がけていきましょう(2)。

(2)「16.血糖コントロールと食事」一般社団法人 日本生活習慣病予防協会

2.2 糖質の吸収を穏やかにする

体内に吸収される糖質の量が多いとインスリンが大量に分泌されるので、糖質の吸収を穏やかになるように対策するのも効果的です。特に食物繊維は、水を含むとゼリー状になり、糖質の吸収を穏やかにしてくれます。食物繊維を多く含む野菜を先に食べることも、糖尿病予備軍の方におすすめしたいポイントです(3)。

また、よく噛んで食べると一度に食べる糖質の量を抑えられるので、糖質の吸収が穏やかになります。「よく噛んで、野菜も食べる」をテーマに対策をしていきましょう。

(3)「食物繊維と1日の摂取量」公益財団法人 長寿科学振興財団

2.3 エネルギーを消費する

糖質の摂取量を減らす、吸収を穏やかにする以外にも血糖値を下げる方法があります。それは糖質をエネルギーとして消費してしまうことです。細胞はエネルギーがなくなると糖質をどんどん取り入れることから、適度な運動が効果的とされていますす。

具体的には有酸素運動とレジスタンス運動がよいとされています。有酸素運動はややきつい(中等度の負荷)と感じられるもので、国立国際医療研究センターに属する糖尿病情報センターは、1日に2回、15〜30分間の歩行を推奨しています(4)。できれば毎日したいところですが、仕事やライフスタイルの兼ね合いもあるので、十分に時間が取れない方もいらっしゃるでしょう。難しい場合は、週に1回1時間の運動を目標にして徐々に増やしていく方法がおすすめです。

(4)「糖尿病の運動の話」国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター

3.糖尿病予備軍の方が避けるべき健康食品

3.糖尿病予備軍の方が避けるべき健康食品

糖尿病予備軍に分類された方の中には、健康食品を検討される方もいらっしゃるでしょう。しかし、健康食品の中には注意したい製品群があります。ここではそれぞれについて紹介していきます。

3.1.血糖値の上昇度合いに差がある「野菜ジュース」

野菜ジュースは体にもいいイメージが強く、健康を意識して1日1本を飲むような生活をしている方もいるでしょう。しかし、野菜には血糖値を上昇させる効果が高いものもあるため、使用する素材によって大きく変わってきます(5)。市販されている製品であれば糖質の低い製品を選ぶことをおすすめします。

(5)「野菜系飲料の糖類テスト」北海道立消費生活センター

3.2.セレンが含まれている製品

セレンは前立腺癌を予防するとされている一方で、二型糖尿病の発症リスクを有意に高める効果があるとされています(6)。セレンは一般的な食事で十分摂取できるものですから、糖尿病予備軍の方が積極的に摂取するのはおすすめできません。

(6)「セレン補充によるがん予防と糖尿病発症リスク―SELECT 研究とその後―」日衛誌 (Jpn. J. Hyg.),68,1–10(2013)ー日本衛生学会

3.3.人工甘味料が大量に含まれた飲食物

アスパルテーム、スクラロース、サッカリンなどに代表される人工甘味料は、血糖値を上げないことから糖尿病患者や糖尿病予備軍の方が好んで使用する傾向があります。しかし、実際は血糖コントロールを乱して、逆に糖尿病リスクを高めてしまうという報告もあるため(7)、大量に使用するのは控えた方が無難です。

(7)「人工甘味料が引き起こす血糖コントロール不全」ファルマシア Vol. 51 No. 6 2015

4.糖尿病予備軍の方におすすめできる健康食品は?

4.糖尿病予備軍の方におすすめできる健康食品は?

糖尿病予備軍の方が健康食品を使用する場合、セレンや大量の人工甘味料が含まれている製品は避けましょう。また、食物繊維の含まれていない野菜ジュースは、種類によっては血糖値を上げてしまうケースがあります。栄養を補助することも大切ですが、血糖を上げないようにしながら体のパフォーマンスを最適化することを第一に考えて取り組んでみてはいかがでしょうか。その際に選択肢に挙がるのが、純粋な食物繊維と糖質の低い酵素サプリメント、糖質の低い栄養補助食品です。

・食物繊維
食物繊維は糖質の吸収を緩やかにしてくれます。通常の食事量では気にする必要はありませんが、過剰摂取すると軟便や便秘になる可能性もある点には注意が必要です。食物繊維を抽出した健康食品を利用する際は摂取しすぎないようにしましょう。

・酵素サプリメント
糖質量の低い酵素サプリメントは、体のパフォーマンスを上げる目的での利用がおすすめです。ただし、アミラーゼ(糖質分解酵素)ではなくプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)を多く含む製品を選ぶようにしてください。なぜなら、アミラーゼが大量に含まれている場合、糖質の吸収を促進してしまうからです。

・糖質の低い栄養補助食品
食事が偏っている場合、不足している成分を含む栄養補助食品が健康を守ってくれるでしょう。ただし、自分に何が不足しているかを見極めることは難しいので、スキルシェアリングサービスなどで管理栄養士などの助言を仰ぐことをおすすめします。

まとめ:糖尿病予備軍の人は、生活習慣の改善と健康食品で体のパフォーマンスを高めよう!

まとめ:糖尿病予備軍の人は、生活習慣の改善と健康食品で体のパフォーマンスを高めよう!

糖尿病予備軍の方は、生活習慣の改善によって健康維持に努めることが大切です。できればバランスの良い食事と適度な運動を取り入れながら、血糖値が上昇しないように対策したいものです。健康食品を取り入れる場合は、セレンや人工甘味料をできる限り避け、糖質の低いものを選ぶとよいでしょう。

また、おすすめの健康食品を3種類紹介しました。「何から始めてみたらいいのかわからないと」いう方や、「体のパフォーマンスを高めたい」という方は、タンパク質分解酵素を大量に含んだ永樹櫻の酵素サプリ「和心酵素」を試してみてはいかがでしょうか。栄養素を一切加えていないので、糖尿病予備軍の方でも利用できる製品です。

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