酵素サプリメントの選び方を徹底解説!
2019年の新型コロナウイルスの到来以降、健康を大切にする意識が高まってきています。これから日常生活に健康食品やサプリメントを取り入れていこうと考えている方もいらっしゃるでしょう。しかし、健康食品やサプリメントは、医薬品のように安定した効果が保証されているわけではありませんし、製品によって成分も違います。そこで、将来の健康を守りたいとお考えの方向けに、ここでは健康を考えた酵素サプリメントの選び方について解説していきます。
1.酵素とは
酵素は、触媒の働きを持つたんぱく質の総称です。触媒とは、特定の化学反応を促進する作用の名前で、加えると変化が早くなる物質だと考えるとわかりやすいでしょう。
例えば、お酒を飲んだ時に酔いがなかなか醒めない人と、すぐに酔いから醒める人がいますが、これはアルコール分解酵素の働きによる違いです。この酵素がたくさんある人は、アルコールの分解が速く進むので酔いから醒めやすく、逆に酵素が少ない人は分解速度が遅いので酔いから醒めにくいわけです。
また、胃や腸では消化酵素が素早く分解して吸収を促して、代謝酵素がエネルギーを効率よく使う手助けをしてくれます。他にも老廃物を排泄する際に作用する酵素や、筋肉を動かすエネルギーを作り出す酵素もあります。
このように、酵素には複雑な人間の体を正常な状態に保つ働きがあり、生きていく上で必要不可欠な存在であることが分かります。
2.酵素の特徴
酵素製品を選ぶ際は、酵素についてある程度知識をつけておく必要があります。ここでは絶対に押さえておきたい酵素の特性を2つ紹介します。
2.1 酵素の働きは「分解の促進」と「合成の促進」
厳密には細かな分類はありますが、酵素の働きは「分解の促進」と「合成の促進」に大別できます。
最も有名な合成酵素の一つが、体のエネルギーを作り出すATP合成酵素です。この酵素は細胞のエネルギーとなるATP(アデノシン三リン酸)という物質の合成を促進してくれます。
一方、唾液中のアミラーゼは「糖質分解酵素」と呼ばれ、お菓子やごはんに含まれるでんぷんを唐に分解する働きを速めてくれます。他にも中性脂肪を分解するリパーゼなどの「脂質分解酵素」、胃で分泌されるペプシンを筆頭とした「たんぱく質分解酵素」があります。
これらの酵素は、胃や腸の中にある食べ物を吸収しやすい大きさまで小さく分解する働きを持ちます。
このように、それぞれの酵素の働きを踏まえて理想の健康像にアプローチすることが大切です。
2.2 酵素が促進する反応は1種類につき1つ
通常の栄養素は、一般的に不足だけではなく過剰摂取すると健康を損なってしまう可能性があります。例えば、ビタミンAが欠乏すると成長阻害や皮膚の乾燥、免疫の低下などを引き起こしますが、過剰に摂取すると頭痛や脱毛、皮膚がボロボロと剥がれ落ちるなどの症状が現れることがわかっています(1)。
また、亜鉛も欠乏すると味が感じられなくなったり慢性的な下痢になることがある一方で、過剰に摂取すると吐き気や食欲不振、免疫の低下などが生じるケースが報告されている栄養素です(2,3)。一般的な食事よりも多くの栄養素が含まれているサプリメントを継続的に利用していると、過剰摂取になってしまう可能性も否定できません。
一方で、酵素には1種類につき1つの化学反応を促進するという性質があるため、分解するものがなくなると働かなくなります。そのため、継続的に摂取しても特定の栄養素より安全性が高いと言えるでしょう。
3.酵素サプリメントの選び方
サプリメントを選ぶ際は、「ビタミンがたくさん含まれているから体にいい」「栄養価が高いから安心」といった安易な選び方をしないようにしましょう。ここでは自分に合った酵素サプリメントの選び方を解説していきます。
3.1 目的を決める
酵素サプリメントを検討している方の目的も様々です。まず、美容目的で酵素製品を利用する場合は、コラーゲンやビタミンといった美容に向いている栄養素を含んでいる製品がおすすめです。ダイエット目的であれば、カロリーが低く、普段の食事で不足しがちな栄養素が配合されている製品がよいでしょう。特に筋力アップならプロテインは欠かせない栄養素です。
3.2 性能を比較する
酵素製品を比較する際は、酵素活性と製品の形状を確認するとよいでしょう。それぞれについて解説していきます。
・酵素活性
先述した通り、酵素は1種類につき1つの反応を促進するので、原材料の種類が多いと多様な反応を促進できます。しかし、含まれる種類が多くなると1種類あたりの酵素の量が減ってしまうので、酵素の働きが弱くなってしまう点には注意が必要です。そこで、酵素の働きの指標となる酵素活性に注目することをおすすめしています。
酵素活性とは、どれだけ反応を促進するかの指標で、unit/g(1gあたりのunit)という単位で表されます。製品に含まれている酵素の種類が多くても、この活性が低いと酵素の効果を得ることはできません。製品を比較する際は、酵素活性を確認しておきましょう。
・製品の形状
清涼飲料水は安全性の観点から、法律で65°Cで10分間の加熱(pH4.0未満の飲料)、もしくは85°Cで30分間の加熱(pH4.0のもの。pH4.6以上で水分活性が0.94を超える飲料を除く)と同等の殺菌が義務付けられています。そのため、ドリンクタイプの酵素の中には、製造過程で酵素活性が失われているものもあります。また、タブレットなど圧力をかける際も熱が発生するので、酵素活性が測定されていない製品は慎重に検討しなければなりません。カプセルタイプやゼリーで包んだタイプのサプリメントは、空気に極力触れないので酵素活性が損なわれにくいおすすめの形状です。
3.3 コストパフォーマンスを考える
健康食品を毎日食べた方が絶対によいというわけではありません。ヒザ関節が衰えてしまったという方が、グルコサミンやコンドロイチン、コラーゲンが含まれる健康食品を食べるのは理にかなっているでしょう。しかし、食事とは別にマルチビタミンを摂ると過剰摂取になってしまう可能性があります。過剰摂取が疑われる場合は毎日ではなくても問題ないでしょう。
一番最初にコストパフォーマンスを考えてしまうと、健康の維持に関係のないサプリメントを摂取してしまうことにもなりかねません。目的と自分のライフスタイルに合った製品を選び、その中から続けられるものを購入することをおすすめします。
まとめ:迷ったら酵素活性の高い製品を!
酵素サプリメントの選び方について紹介しました。実は多種類の酵素が入っている酵素サプリメントでも、酵素活性が低い(酵素の機能が低い)製品は、たんぱく質を摂取しているのとあまり変わりません。そのため、製品選びに迷ったら酵素活性の高い製品を選ぶようにしましょう。
永樹櫻の「和心酵素」は、100,000unit/gという圧倒的な酵素活性を持つサプリメントです。しかも、酵素しか含まれていないので、他の製品と掛け合わせて使用したり、体の中からきれいになりたいという方に向いています。酵素サプリを検討されている方は、選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。